白い紙に 墨で 文字や絵を書く。
ただ、それだけで、人や自分自身の人生を変えてしまうこともある。
書は日本人の心・魂を表現できるアートです。
私は筆文字講座を開こうと思って 何か良い言葉はないかと思いました。
私自身 仏画を描いていますので、そうだ「和顔施」だ!浮かんだのです。
「和顔」とは笑顔と言う意味で「施」は、字の通りほどこす。
笑顔を施すで、簡単に言うと、笑顔で人と接する。穏やかな顔で人に接すると言うことです。
和顔悦色施(わげんえっしょくせ)というのは、優しいほほえみを湛えた笑顔で人に接することをいいます。
心からの笑顔にまさる美しさはありません。
純粋無垢な笑顔に接する時、人は一瞬人生の苦労を忘れ、生き甲斐さえ感じます。
笑顔はまわりを和ませ、トゲトゲしい対人関係をスムーズにします。
自分が苦しい時、辛い時さびしい時、笑顔をするのは苦しいことです。
無理して笑う、これもつかれることです。
ですが、自分がさびしい時、苦しい時はまわりの人の中にも同じようなつらい思いをしている人がいるはずです。
だから、思い切って、精一杯の笑顔をプレゼントしてあげましょう。
あなたの思いやりの心と勇気に生きる力をもらった人はきっとあなたに感謝の言葉や感謝の眼ざしで返してくれるでしょう。
それがあなたを支えてくれる力になるのです。
そう、そんな筆文字を伝えられたら・・・
そういう思いまら 「和顔の筆文字」が生まれました。
それらを見ることや書くことで心が癒されたり、冷静になったり、何か気づかされることがあったりするのです。
そして、墨の香りが、心を癒す効果もあるのかもしれませんね。
人が書く字には 個性が いっぱい出ています。
良い悪いなんでいうものはないんです。
筆の持ち方や 使い方に 決まりもなく
自由に 楽しんで 書く。
これが 和顔の書。
それが 人の心に届く書 文字になるのです。
自分は誰かの心が安らぎ笑顔になる。
それが和顔の筆文字。
自分の字を大好きになって欲しいと思います。
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